Spiritual Soul 2 蒼き瞳の精霊使い
対応機種:PC (Windows)
◆プレイ方法:WinXP (パッケージ版)
▼ ゲーム(記事風)紹介 ▼
「秀和システム」が制作した数少ないゲームとして知られるシミュレーションRPGの第2弾。前作のテイストはそのまま継承しつつ、2人の新主人公と共に新たな物語が紡がれていくぞ。敵精霊を仲間にできるシステムも健在で、可愛い新精霊も多数お目見え。また、アイテム合成表が搭載され、前作のように合成の組合せを総当たりで探す必要はなくなったのだ!
特徴
- 純ファンタジー
- 精霊召喚
- 主人公を2人から選択
- 主人公共闘
- 可愛いキャラクター
- 敵を仲間に
- アイテム合成
- アイテム合成表追加
- 料理審査
- 前作より難度アップ
ゲームデータ
- 発売会社
- 秀和システム
- 開発会社
- 秀和システム
- 発売日
- 1999/04/23
- 価格
- 7,800円 (税別)
- プレイ人数
- 1人
- 難易度
- 難しい
- ジャンル
- シミュレーションRPG
- テイスト
- ターン制ストラテジー
- ターゲット層
- 万人向け/コアゲーマー
- 対応OS/機種
- Windows 95/98
- 認証システム
- なし
- 媒体/形式
- CD-ROM 1枚組
- ネット通信/オンライン機能
- なし
- 専用機器・対応機器
- ----
- 備考
-
- Windows10でもインストール、起動ともに可能。ただし、激しく色化けしたり、ウィンドウや表示がバグることが多々あります。なるべくなら古いOSのPCをオススメします。
- WindowsXPでプレイしましたが、ウィンドウや色に乱れなどが多少ありました。
プレイ記録
- 最終プレイ年月
- 2021年 12月
- 推定プレイ時間
- 35時間
- 自己クリア率
- 100%
- お気に入り度
- ★★★★
- オススメ度
- ★★★☆
- 自己クリア条件
- 「ナッシュ」「アクシア」のいずれかでエンディングを見る
- 最終進行状況
- 「アクシア」でエンディングを見た
プレイ動画
こちらはプレイ済みの方向け回顧用動画です。ほぼ管理人がプレイしたままですのでネタバレ全開! 未プレイの方は上部紹介用動画を推奨します。
プレイしたところまでなので、ゲームによって、体験だけ・序盤のみ・途中まで・クリアまでとバラバラです。腕前は至極平凡、超凡人プレイ。
2つ目以降の動画を見る場合は、動画の下の番号ボタンをクリック♪ (※YouTubeのサイトへ移行します。限定公開動画です。)
番号 | プレイ内容 | 動画時間 |
---|---|---|
1 | アクシア編 PART1 | 01:59:12 |
2 | アクシア編 PART2 | 01:59:39 |
3 | アクシア編 PART3 | 01:59:53 |
4 | アクシア編 PART4 | 01:59:25 |
5 | アクシア編 PART5 | 01:59:37 |
6 | アクシア編 PART6 | 01:56:57 |
7 | アクシア編 PART7 | 01:59:56 |
8 | アクシア編 PART8 | 01:58:26 |
9 | アクシア編 PART9 | 01:45:16 |
10 | アクシア編 PART10 | 01:54:58 |
11 | アクシア編 PART11 | 01:58:08 |
12 | アクシア編 PART12 | 01:51:07 |
13 | アクシア編 PART13 | 01:59:59 |
14 | アクシア編 PART14 | 01:41:57 |
15 | アクシア編 PART15 | 01:43:50 |
16 | アクシア編 PART16 | 01:56:04 |
17 | アクシア編 PART17 | 01:11:47 |
ゲームレビュー
レビューといいつつ、思ったことをただひたすら書き連ねる単なる感想文です。誰がどう見てもかなりの駄文。文章下手でスミマセン…。
また、序盤しかプレイしていない触っただけのゲームなどは、的外れなコメントもあると思います。何卒お許しを~!
独自採点は、独断と偏見による超適当な採点です。ゲームの点数なんて人それぞれなんで、意味ないな~い!(*-∀-)ノ゙ (なのに書く)
† 「秀和システム」発売の貴重なゲームの続編 †
数少ない「秀和システム」様のシミュレーションRPGの第2弾。ふと見ると『蒼き瞳の精霊使い』がタイトルで『スピリチュアルソウル2』がサブタイトルに。なぜ逆に?! 正統な続編だし、別に逆にしなくても良かったと思うんですけどもー。まぁ、それはさておき、前作は自分の中では発売当時に遊んだ思い入れの強い作品の1つですので、この続編も一度は遊んでみたいと楽しみにしてました。
† 第一声「ムズかったあぁぁぁ~!!」 †
まずお伝えしたいのが、難易度の高さ! いや、ムッズ!! 前作『スピリチュアルソウル』もそれなりに難しかったんですが、今回はガチでムズい! ただ、前作は比較的易しいと言われていた「クリス」編しかプレイしなかったので、他の主人公は難しかったのかもしれませんが……。でも、それを加味しても今作の方が難しいのではないかと。ちなみに「アクシア」編のみをプレイした感想で、「ナッシュ」編については不明です。「ナッシュ」の方が簡単だったのかも?
† 序盤から既に高難度 †
今作で新たに登場したのが"精霊ならざる者"という、見た目からして凶悪な感じの敵。もちろん仲間にはできず。これがまた、攻撃のリーチが異常に広い、HPや攻撃力などが一極化して高い、各種ステータス異常攻撃持ちなどの特徴があり、非常に対応に苦慮する敵ばかり。しかもこれらが序盤からバンバン出てくるので、序盤の精霊で対抗するとなると捨て身の攻撃に。この時点で既に初心者には辛い!
† 主人公のレベルを上げても高難度 †
ならばと精霊使いのレベルを上げまくろうものなら、敵のレベルもそれに比例してレベルアップ! また、普通に戦っていてもレベルは結構上がってしまうため、仲間精霊の成長よりも敵精霊の強化の方が圧倒的に速いというのが苦しいところ。頑張って育てるよりも強い敵精霊を集めた方がどうしても効率が良いので、弱い精霊が使い捨てっぽくなってしまう。弱い子もなるべく育てて使ってあげたい派の自分としては少し残念でした。……うーん、とはいえ現実的には『ポケモン』や『ドラクエ』でも似たような方針になっちゃいますけどね~。
† 進めば進むほどさらに高難度 †
序盤高難度、中盤高難度ときて、もちろん最後まで高難度! 各ステージの勝利条件や構成が凝っていて、単純に戦って勝つだけのステージはほとんどなし。「○○が倒されないように」「精霊を全部ディスペルする」「目標地点に到達する」「謎を解く」などの条件付きステージが多数でした。良く言えば飽きさせないように工夫されている、悪く言えば意地悪なステージが多いという印象。戦略シミュレーションというより、戦略パズルっぽさも感じます。
† 最終決戦はクリアするのに8時間?! †
最終ステージに至るまでも、幾度となく挫けそうになることがあったんですが、最終決戦の鬼畜さと言ったらもう……。本当心折れそうでした……。無限沸きかと思うくらい大量に出てくる精霊をタワーディフェンスのような徹底抗戦で延々数時間ひたすら耐え続け、ようやくネタ切れしてラスボス1人になったところを討ち取るという、超原始的な戦法でかろうじてクリアしました。いやもうこの方法しか思いつかなくて……。絶対もっと何かやりようがあったと思うんですけど、攻略サイトも令和の今更では1つも見つからないし。やっとこさクリアした時は半泣きでした。(;´Д⊂)
† 腕に自信がない人はまず前作を †
しまった! 難易度のことだけで感想文欄が埋まってしまった! ……すみません。他の要素については下の方の雑記欄に書きたいと思います。でも、難易度は人によって感じ方が違いますし、ヘボプレイヤーの自分がクリアできるレベルなので、戦略ゲームが得意な人ならば、言うほど苦戦しないかもしれません。ただ、「キャラ可愛い~」と思って戦略ゲーム初心者が手を出すと痛い目を見ます(笑)。初心者の方にはまだ易しめの前作を強くオススメ!
独自採点
- 操作性 (説明の丁寧さ)
- 8点
- グラフィック (絵・映像全般)
- 8点
- サウンド (音楽・SE全般)
- 8点
- ストーリー (設定・方向性)
- 9点
- ゲームバランス (難易度調整)
- 3点
- ゲームボリューム (データ量)
- 8点
- ハマり度 (熱中度)
- 8点
- わかりやすさ (手軽さ)
- 8点
- テンポの良さ (快適さ)
- 7点
- 作業感の少なさ (単調感)
- 4点
- 得点補正
- (なし)
- ±0点
- 合計得点
- 71点
印象ポイント
4段階に良い点と気になる点をわけた○×レビュー! かなり率直に思ったことを書いてます。
良い点はそのまま褒めたいところを、悪い点は自分だったらこうする、こうだったらいいな的な要望です。…ちょっと愚痴っぽいかも?
カッコ内は理由や詳細ですが、かなり適当なので単なるオマケ。もちろん全て管理人の主観であり、万人の意見じゃないですので、あしからず~。
◆ 感動した点 ◆
- アイテム合成表の追加 これが欲しかったんだぁぁぁ~~~~!!!! 複数個作成もGood!!
- 新精霊の追加 物足りなかった種類も満足のいく数になり賑やか
- 主人公2人の共闘 魔法が2人使えるのでかなり戦いやすい!
◆ 良かった点 ◆
- 終盤の展開が熱い! 盛り上がり方としてはすごく良かったです。展開は急進行気味だけど
- スロットボイスの追加 地味ながらも嬉しい変更点
- 精霊の声が可愛い 最もハートフルさを感じる点、萌えポイント
◆ 気になった点 ◆
- レベルアップ時にHP・MP全回復 ん~、これはあまり…。前作のように最大値増加分だけ回復が良かった。敵も全回復ってところが…
- ストレスが溜まる勝利条件が多い 特に「全精霊ディスペル」は無駄に手持ち精霊が増えてしまう上にめんどい
- 敵が持つ「エリクサー」 せっかく倒したと思ったら全快復活される屈辱感
◆ 残念だった点 ◆
- やられた精霊のアイテム喪失 このペナルティーだけは廃止して欲しかったです…。貴重なアイテムロスト痛すぎ…
- 敵のレベルが主人公のレベルに比例 仲間の精霊のレベルが敵の精霊のレベルの上がりの速さについていけない
- マップ中の敵が一斉に侵攻してくる 戦法としては正しいけど、ゲームとしては厳し過ぎる…数も違い過ぎるし
雑記帳
記録や攻略メモや小ネタやどうでもいいことを綴っていく雑記帳です。読んだところでさほど有益な情報はないでしょう。完全に自分用メモ。
総じてネタバレなので、プレイしてから読むのが吉。ネタバレ構わないよって方はドンドン読んじゃってどうぞ。稀に良い情報もあるかも?
裏技はこれだけは知っておいた方が良いかも的なものだけ抜粋。おまけに手順説明もかなり端折ってます。なんて中途半端なっ…!
● プレイ状況
【アクシア編】
最終進行状況:エンディングを見た
最終レベル:アクシアLv99、ナッシュLv99
クリアまでのプレイ時間:約35時間 (装備変更、やり直し等も含め)
● 雑記
【キャラクターについて】
主人公は4人から2人に減ってしまったものの、その分1人のストーリーの密度はアップ! 前作は各主人公の交流が少なかっただけに、2人一緒に冒険できるパートがあるのは素直に嬉しい。主人公「ナッシュ」「アクシア」共に共感できるキャラクターで、無邪気な「アクシア」とひねくれた「ナッシュ」の掛け合いも微笑ましくてニヤニヤ。前作の主人公「クリス」も意外なところに登場してビックリ!
【ストーリーについて】
可愛いだけのようで意外と難しい内容。伝承関連の言い回しが難解なので、尚のこと難しく感じる。ただ、全てを理解する必要はないので、ある程度雰囲気を楽しみつつ、気楽に進めて構わないんじゃないかな~と。世界観はハートフルのキャッチフレーズに違わず、美しく可愛く優しい世界。これはとても良い雰囲気でお気に入り。ただ、最近プレイしたゲームに多いんだけど、このゲームも序盤はのんびり展開で、終盤は大急ぎな印象を受けたな~。なぜか多い連載漫画の打ち切りみたいな終盤高速展開。発売予定日が迫ってきて焦って仕上げたのだろうか?
【精霊について】
新精霊、増えてる~。可愛い、可愛い。特に削られた精霊は見当たらず、追加だけなのも好感触。水の精霊使い「アクシア」だったので、新たに登場した「ブルーテール」系が良い働きをしてくれてお役立ちでした。「バーニー」「モンチュウ」「エンジェル」などの新顔も戦闘アクションが凝っていて見ていて楽しい。あと、「モーグル」の「ドスコォイ!」がメッチャ可愛くなってる! 前作のドスの効いた声が好きだったんだけど、可愛い「ドスコイ」も悪くないかな。オマケにやられた時の「ドォスコォ…イ……」の声が切な過ぎて思わずキュンとしてしまった……。
【敵について】
敵を前回と比較すると、ただでさえ"精霊ならざる者"という強いザコがいるのに、もう一つ悩まされたことが……。中立以外の敵が一斉に攻めてくる! コレです! 前作だと召喚士同士の1対1から始まるステージが多く、敵精霊使いが召喚した敵が波状に侵攻してきたので、対処しやすかったけど、こちらはマップ上に敵が全配置されている場合が多く、しかも全軍が同時に攻めてくるので本当に容赦なし! 壁を作れる要害があるマップならまだしも、ただっ広いマップでは数の暴力で袋叩き。これには参った……。ただその代わり、こちらには便利な範囲魔法があるため、これらをどれだけ有効に使えるかが鍵かと。
【敵の数について】
正直、これはやりすぎじゃないかってくらい、敵の数が多い。特に後半以降。前作もこんなだったかなぁ。せめて一斉攻撃じゃなければ……。
【敵の所持アイテムについて】
敵がアイテムをランダム(?)で持っているというシステムが密かに気に入ってたり。回復されたり、ステータス異常アイテムを使われたりしてイラッとしたりすることもあるけど、使わせずに倒せば手に入るところなんかは良いアイディアだな~と。ただ、「エリクサー」は除外して欲しかったけどねっ! HP99の敵をやっと倒したと思ったら全快復活とかイラっとくる~!!(怒)
【アイテム合成表について】
「まず真っ先にこれを書けよ!」ってくらい、画期的な新機能! 『スピチュ2』で最も評価すべき点はこの機能の追加であろうと断言しても良いはず。前作ではとにかくアイテム合成の組み合せを探すのが非常に面倒だったので、これがあるだけで劇的に楽になりました。アイラブ合成表!! 成功の組み合わせが一目でわかる他、一度作ったアイテムは記録されるのでメモいらず。これは素晴らしい新機能でした。複数個を一度に作成できるのもナイス! 欲を言えば、合成済みのアイテムを合成表からワンタッチで合成できると良かったかな?
【ゲームバランスについて】
本作の最大の難点はやはりゲームバランス。お世辞でも良いとは言えない。世界観、キャラクター、ゲームシステム等は充分な魅力を持つ優れたゲームだけに、この点だけは何とも悔やまれる。
【料理について】
色々な料理ができたり、審査してもらえるのが面白くて、ついつい高得点を目指してハマってしまいそう。ただ、いかんせんイベントの1つになってしまっているのでテンポが悪いのが惜しまれる。街を通る度に参加を聞かれるし、前振りのセリフも長いので、その辺りが改善されれば良いミニゲームになったと思う。あと、できれば料理アイテムは別枠にしてもらえたらな~。
【声優について】
声優には詳しくないけれども、ボイス担当はプロの声優さんとのこと。「草尾 毅」さんや「桑島 法子」さんは確かに当時よく聞いた名前。ドラマCDも付いているので、声優ファンの方にもオススメかも。
【最近のWindowsでのプレイについて】
Windows95・98時代のゲームですが、一応Windows10レベルの新しめのOSでもインストールも起動も可能。……なんだけど、256色専用ゲームということであちこちで色が……。遊べないこともないですが、さすがに表示やウィンドウの乱れも多く、全体的に不安定。XPやVistaでもやや荒れるため、できれば98環境が欲しいところ。XPでプレイしたらエンディングの画像が乱れてて、少し残念なことに。
● 攻略メモ
- 精霊は育てるよりも、敵の強い精霊をディスペルしていった方が良い。
- 「テラーミスト」「コンフュージョン」等の混乱系攻撃が、敵が大勢の際に有効。
- 「アクシア」編の精霊の秘湯ステージでは、回復薬が50個くらい必要。装備した回復薬はアイテムとして使用ではなく、温泉の上に待機した際に表示されたメッセージで使用する。
- 「アクシア」編の「サー・トリュフ」の誤解を解くステージでは、レベル1の「サー・トリュフ」がいるので、それをディスペルする。
- 「アクシア」編の最終決戦(最初)で、ラスボスの分身はいくら倒しても意味なし。「アクシア」が本の前にいる状態だと、ボスへの道の扉が触れただけで開くので、本体を倒しに行く。
- 「アクシア」編の最終決戦(最後)では、ラスボスにダメージを与えられるのは「ナッシュ」のみ。なおかつ、本の前に「アクシア」がいなければならない。ラスボスは防御すると極端に守備力と回避率が上がるが、自分が反撃で死ぬHPでも、稀に攻撃を仕掛けてしまうことがある模様。
● 豆知識
- 一度仲間にした精霊はやられてもいなくなることはない。ただし除名することもできない。(※もし除名する方法あったら教えて下さい!)
- 仲間の精霊がやられると、所持していたアイテムを全て失う。
- 敵精霊を倒すと、所持していたアイテムを全て奪える。
- 攻撃魔法も属性の影響を受ける。
- 「鉄の槍」は比較的簡単に作成でき、攻撃の射程を伸ばすことができて便利。ちなみに3つ装備すれば射程が3マスも伸ばせる。
- 「サクリファイス」という魔法を覚えれば、やられた精霊を全てHP1で復活させることができる。(再召喚が必要)
● あるある(?)
- 90%以上の命中率でも、数値以上にハズれる気がする。多分、気のせい。……なんだけどもぉぉぉーーっ!!
● プチツッコミ
- 最終決戦で開始時Lv50代だった「アクシア」がクリア時にはLv99になっていたという驚愕の成長っぷり。というか、「アクシア」がLv99だと敵もLv99だったりするので、HPが99の「フルッチェ」とかいたんですけど。なんて可愛くない強さの「フルッチェ」。