ゲーム*やおよろず Retro

シミュレーションRPGツクール

対応機種:PS

『シミュレーションRPGツクール』

◆プレイ方法:PS (CD-ROM)

▼ ゲーム(記事風)紹介 ▼

『ツクール』シリーズに新たなジャンルが登場。なんと本作では『ファイアーエムブレム』のようなシミュレーションRPGを自作できるのだ! 主要キャラはもちろん、マップ、アイテム、敵キャラ、イベント等、あらゆる物を自分の手で作ることが可能。部隊ごとに戦う団体戦なのも特徴だ。質の良いBGMや多彩に動く戦闘アニメなども高評価を得ているぞ!

特徴

  • ゲーム制作ツール
  • FE風システム
  • オウガ風顔グラ
  • 部隊単位での戦闘
  • 説得システムあり
  • クラスチェンジあり
  • 高品質BGM
  • 高品質戦闘アニメ
  • システムに不満点多数
  • 致命的バグ内在

ゲームデータ

発売会社
アスキー
開発会社
ペガサスジャパン
発売日
1998/09/17
価格
5,800円 (税別)
プレイ人数
1人
難易度
普通
ジャンル
制作ツール
テイスト
S・RPG
ターゲット層
ゲームを作りたい人
ROM枚数
CD1枚組
専用機器・対応機器
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プレイ記録

最終プレイ年月
2021年 11月
推定プレイ時間
50時間
自己クリア率
100%
お気に入り度
★★★★
オススメ度
★★☆
自己クリア条件
サンプルゲームをクリアする+何でいいのでゲームを1つ完成させる
最終進行状況
サンプルゲームをクリアした+何でいいのでゲームを1つ完成させた

プレイ動画

こちらはプレイ済みの方向け回顧用動画です。ほぼ管理人がプレイしたままですのでネタバレ全開! 未プレイの方は上部紹介用動画を推奨します。
プレイしたところまでなので、ゲームによって、体験だけ・序盤のみ・途中まで・クリアまでとバラバラです。腕前は至極平凡、超凡人プレイ。
2つ目以降の動画を見る場合は、動画の下の番号ボタンをクリック♪ (※YouTubeのサイトへ移行します。限定公開動画です。)

番号プレイ内容動画時間
1サンプルゲーム『MINSTAR』 PART101:59:50
2サンプルゲーム『MINSTAR』 PART201:53:42
3自作ゲーム『SMALL SAGA』 ステージ1 / ステージ2 バグでゲームオーバー01:18:00
4自作ゲーム『SMALL SAGA』 ステージ2 (テストプレイ)01:31:27
5自作ゲーム『SMALL SAGA』 ステージ3 (テストプレイ)01:14:28
6エディットモード / サウンドテスト / その他00:47:45

ゲームレビュー

レビューといいつつ、思ったことをただひたすら書き連ねる単なる感想文です。誰がどう見てもかなりの駄文。文章下手でスミマセン…。
また、序盤しかプレイしていない触っただけのゲームなどは、的外れなコメントもあると思います。何卒お許しを~!
独自採点は、独断と偏見による超適当な採点です。ゲームの点数なんて人それぞれなんで、意味ないな~い!(*-∀-)ノ゙ (なのに書く)

† 非常に酷評されているツクール作品の1つ †

今までのRPGツクールとは一味違う、『ファイヤーエムブレム』のようなシミュレーションが自作できるゲーム。実はPC版でも『シミュレーションRPGツクール95』が発売されているのですが、その評価は天と地の差! 『95』の高評価に比べ、こちらはどのレビューを読んでも8割近く酷評されています。なぜこんなに差が……!

† 実を言うとこちらが好き! †

何を隠そう、自分はこちらのPS版『シミュレーションRPG』が大のお気に入り。一方で『95』は買ったけど肌に合わず、何も作りませんでした。できる事も容量も少ない分、小規模なものなら作りやすかったのが逆に良かった!

† 部隊ごとに戦う戦闘システムが特徴的 †

『ファイアーエムブレム』などを代表とする多くのシミュレーションゲームが1対1で戦う中、この作品では部隊ごとに戦うという新機軸! ……いや、『伝説のオウガバトル』寄りなだけかもしれないですけども。でも、この戦闘シーンがなんか気に入っています。キャラクター(クラス)ごとの攻撃アニメーションがすごくいい感じ。用意されているキャラ数も豊富で、グラフィックの質も文句なしです。

† BGMがまた良い! †

グラフィックもさることながら、このゲームの音楽は非常に聴き心地が良く、特に戦闘用BGMはメッチャ気に入ってます! カッコいい!! 総じて良曲が多いので、ゲーム中の雰囲気作りに適切なBGM流すだけでもかなり盛り上がります。ん~、今聴き直してもやっぱりいいなぁ。

† イベントやアイテムの設定も及第点 †

『FE』でお馴染みの「説得」「クラスチェンジ」はお手の物。「クラスチェンジ」の分岐なども可能なのはなかなか。その他にも、地形効果があったり、イベントで指定ユニットの場所への自動フォーカスができたり、アイテムの使用回数設定があったり、顔グラフィックエディットなど、なかなか面白い機能も用意されていました。

† ただし、やはりやはりの欠点多数! †

しかしながら、世間からクソゲー扱いされるだけあって贔屓目で見てる自分からしても不満点は多数。まずは成長率固定でバランス調整が非常に難しい点! パラメータの初期値がないのが痛く、能力値を上げ過ぎると1レベル差が俄然大きくなり、ならばと低めに設定すると個体差がなくなったり、低ダメージ化につながるという困ったちゃん。

また、柔らかいキャラと硬いキャラのダメージバランス取りがメチャ至難! 全体攻撃を受けた時など、硬いキャラは1ダメージ、柔らかいキャラは即死と両極端になりがち。

† これだけは選択可能にして欲しかった……! †

欠点は他にも、容量少なすぎ、単純なCPU思考、ステージ中の増援不可など多々あるのですが、個人的にどうしてもこれだけは欲しかったというものが……。「ステージ中の人数が減った部隊の合流機能」! 「死んでも次のステージ復活可能かの選択」! 「リーダーがやられても部隊を存続できるかの選択」! この3点だけは是が非でも欲しかった機能です。中でもリーダーがやられると部隊全滅はやめてほしかった……! この点が当時から最大の不満でした。

† 最後にもう一つ恐ろしい罠が…… †

実はこのゲームには出来が悪いだけでは済まされないもう一つの怖い罠が潜在しています。それはなんと、敵に攻撃された際にいきなりゲームオーバーになるバグがあるというもの!! ちょちょちょ、これヤバくないですか?! 問答無用でゲームオーバーとか、致命的にも程がある! 実際にコレのせいで、せっかく作った自作ゲームが1面までしかクリアできない事態に! 本当にこれにはがっかりさせられました。適当とは言え、せっかく一生懸命作ったのにヒドいや~。・゚・(ノД`)・゚・。

『シミュレーションRPGツクール』のゲーム画面
▲ グラフィックとアニメーションと音楽は本当に素晴らしい! 女兵士の回す槍さばきとか大好き!
『シミュレーションRPGツクール』のゲーム画面
▲ 画像のセリフはひらがなだけだけど、漢字ももちろん使える! えっ? その~…入力が面倒で…。
『シミュレーションRPGツクール』のゲーム画面
▲ リーダーがやられると部隊全滅になる機能は今一つ…。他キャラが引継いで存続してほしかった。
『シミュレーションRPGツクール』のゲーム画面
▲ 敵に攻撃された際に突如ゲームオーバーになる致命的過ぎるバグが! これはあまりにも痛い!!

独自採点

操作性 (説明の丁寧さ)
8点
グラフィック (絵・映像全般)
9点
サウンド (音楽・SE全般)
10点
ストーリー (設定・方向性)
8点
ゲームバランス (難易度調整)
3点
ゲームボリューム (データ量)
7点
ハマり度 (熱中度)
7点
わかりやすさ (手軽さ)
8点
テンポの良さ (快適さ)
7点
作業感の少なさ (単調感)
6点
得点補正
(問題点多数)
-10点
合計得点
63点

印象ポイント

4段階に良い点と気になる点をわけた○×レビュー! かなり率直に思ったことを書いてます。
良い点はそのまま褒めたいところを、悪い点は自分だったらこうする、こうだったらいいな的な要望です。…ちょっと愚痴っぽいかも?
カッコ内は理由や詳細ですが、かなり適当なので単なるオマケ。もちろん全て管理人の主観であり、万人の意見じゃないですので、あしからず~。

◆ 感動した点 ◆

  • 戦闘アニメーションが細かくよく動く デフォルメキャラ可愛いし、戦闘シーンについては申し分なし!
  • BGMの質が非常に良い 特に戦闘曲が歴代ツクール収録曲の中でも指折りの名曲!
  • グラフィックも綺麗 顔グラ、戦闘キャラ、その他諸々、画像に関しては総じて満足

◆ 良かった点 ◆

  • 4人対4人のオート戦闘 人によるかもしれないけど、賑やかなパーティー戦が好きなので自分は好き
  • そこそこ充実した機能 「説得」「クラスチェンジ」「地形効果」などはあって嬉しい。「説得」が微妙に使いにくいけど
  • キャラ素材が豊富 人間キャラから魔物キャラまで充分な数揃っていて不満なし

◆ 気になった点 ◆

  • 敵の増援および味方の途中参加ができない この辺りの柔軟性のなさは残念至極
  • バランス調整が非常に難しい ダメージ計算は悪くないが、固定値のみの成長システムに問題あり
  • 容量不足 作ったゲームにセリフが多かったとはいえ、3ステージで底をついてしまう制作容量はちょっと…

◆ 残念だった点 ◆

  • リーダーがやられると部隊全滅 私的にはホントにこれが最大級の不満点
  • ステージ中、人数が減った部隊同士で再編成したい 4人がメインの戦闘で、1人とか2人の部隊ばかりが残るとすごく辛い
  • 攻撃されるとゲームオーバーになるバグがある しかも一度発生すると再現性がすごく高い上に発生条件は不明

雑記帳

記録や攻略メモや小ネタやどうでもいいことを綴っていく雑記帳です。読んだところでさほど有益な情報はないでしょう。完全に自分用メモ。
総じてネタバレなので、プレイしてから読むのが吉。ネタバレ構わないよって方はドンドン読んじゃってどうぞ。稀に良い情報もあるかも?
裏技はこれだけは知っておいた方が良いかも的なものだけ抜粋。おまけに手順説明もかなり端折ってます。なんて中途半端なっ…!

● プレイ状況

【サンプルゲーム】

最終進行状況:エンディングを見た
クリアまでのプレイ時間:約4時間

【自作ゲーム】

最終進行状況:3ステージまでのミニサイズなゲームを制作
クリアまでのプレイ時間:ミニのくせにクリアまでに約4時間
制作時間:よく覚えてないけど30~40時間くらいはかかってそう

● 雑記

【サンプルゲームについて】

上記関連リンクにある「ゲームカタログ@Wiki」様のページでひどい言われようだったので、さすがにそこまでと思ってプレイしたのですが……。う~~~ん、これは悪評も納得せざるを得ない。なんと言っても、移動範囲狭すぎ……! なのにマップは嫌がらせのような広さ。特に山のステージは心を折りに来てるとしか思えない特大マップ。さらにそのマップの一番遠い場所にある宝箱をわざわざ取りに行ったら、わずか30Gしか入っておらず憤懣やるかたない! こりゃクソゲー言われますわ~。ゲームバランスについてもあまり良いとは……。

ストーリー自体は決して悪くなく、会話も戦記物らしい重いやり取りで、興味は惹かれる内容でしたが、後半になるにつれて雑になっていき、最後は打ち切り漫画のようなあっさりエンディングで、「はいぃ???」って感じでした。どうしてこうなった……。ただ、「ドラクル伯」との会話だけのステージを用意してあるところには素直に感心。

【自作ゲームについて】

動画に上げている自作ゲームは、このゲームが発売した当初に作ったものです。誰に見せるつもりもなかった自己満足用の作品なので、全てにおいていい加減です。ほとんど修正もしてません。ただの恥さらしですが、もう新たに作る気力もなくこの際なので……。にしても改めてプレイしたら無駄にムズかった……!

【バグについて】

敵に攻撃された際に即時ゲームオーバーになるバグ、最初は自分のディスクかデータに問題があるのかと思ってたんですけど、ネットで調べたら他にも同じ症状の方がいて、ある意味一安心。……にしても、このバグ頻発する割に条件が掴めない。なんなんだろうなぁ。自分の場合、サンプルとテストプレイ、1面では発生せず、2面以降から非常に高確率で発生する感じです。攻撃した時は大丈夫で、攻撃された時のみたまに発生。もし詳しい発生条件等、何かご存じの方いたらぜひ教えてくださいませ~。

● 攻略メモ

【サンプルゲーム『MINSTAR』について】

  • 最初のステージは敵が1人だと思って倒そうとすると痛い目見るので、逃げるが得策。
  • 他のステージでも強敵と無理に戦う必要性はなし。宝箱もなんなら無視して良いかも。
  • 序盤はとりあえず「薬草」を買い込むべし。
  • ゲーム全般で見ると、序盤よりも後半の方が楽。

● 豆知識

  • イベントのスイッチは、1ステージごとではなく全ステージ共通。別のステージで同じ番号のスイッチを使わないように注意! 自分はこれをやらかしてしまい、おかしなことになってました。(使い回す場合は前のステージの終わりに全部オフに)
  • CPUが操作する敵ユニットは、隣接するマスに味方側ユニットがいる場合は移動せずに攻撃を行う。隣接するマスに味方側ユニットがいない場合は、遠くても主人公部隊や弱っている部隊を狙う(気がする)。

● フリースペース

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