ゲーム*やおよろず Retro

シムアント

対応機種:SFC

『シムアント』

◆プレイ方法:SFC (ROMカセット)

▼ ゲーム(記事風)紹介 ▼

『シムシティ』『シムアース』に続く『シム』シリーズ第三作目はなんと「アリ」! 巣作りから縄張り争いまでアリの生活を丸ごと体験できるのだ。「シナリオゲーム」では決められた残機で、季節ごとに様々な特色を持つステージをクリアしていく。そして「オリジナルゲーム」では、なんと家中に巣を作り、住民を追い出すのが目標なのだ! 赤アリに負けるな!

特徴

  • 「シム」シリーズ
  • アリ
  • リアルタイム進行
  • 戦略的対戦ゲーム
  • 巣作り
  • コンパネ操作
  • 3つのモード
  • アリ辞典収録
  • リアル蜘蛛の恐怖
  • マウス対応

ゲームデータ

発売会社
イマジニア
開発会社
トムキャットシステム/マクシス
発売日
1993/02/26
価格
12,800円 (税別)
プレイ人数
1人
難易度
やや難しい
ジャンル
戦略シミュレーション
テイスト
リアルタイムストラテジー
ターゲット層
昆虫好き/戦略ゲームファン
専用機器・対応機器
スーパーファミコンマウス

プレイ記録

最終プレイ年月
2019年 10月
推定プレイ時間
40時間
自己クリア率
25%
お気に入り度
★★★☆
オススメ度
★★★☆
自己クリア条件
シナリオゲームとオリジナルゲームのクリア
最終進行状況
シナリオ:ステージ4までクリア オリジナル:最初のエリアのみ赤アリに勝利

プレイ動画

管理人がプレイした動画を、ほぼ無編集でそのまま置いてみました。複数の動画がある場合は、下に切り替えボタンが表示されます。ポチってね♪
腕前は至極平凡、超凡人プレイ。ゲームによって、初見プレイ・体験のみ・途中まで・クリアまでと様々です。(※注:ネタバレ、メッチャあり)
エラーが発生する場合は、数時間後にもう一度開くと見られます。(すみません、Google Driveの仕様です。今後はYoutube等へ差し替え予定。)

番号プレイ内容動画時間
1入門ゲーム / シナリオ 砂場 / シナリオ 花壇 PART101:59:53
2シナリオ 花壇 PART2 / シナリオ 家の庭 / シナリオ 家の中 PART101:46:02
3シナリオ 家の中 PART201:47:05
4シナリオ 家の中 PART3 / シナリオ 道路 PART101:58:33
5シナリオ 道路 PART2 (クリア失敗) / オリジナルゲーム PART101:59:31
6オリジナルゲーム PART2 / アリ辞典01:59:52

ゲームレビュー

レビューといいつつ、思ったことをただひたすら書き連ねる単なる感想文です。誰がどう見てもかなりの駄文。文章下手でスミマセン…。
また、序盤しかプレイしていない触っただけのゲームなどは、的外れなコメントもあると思います。何卒お許しを~!
独自採点は、独断と偏見による超適当な採点です。ゲームの点数なんて人それぞれなんで、意味ないな~い!(*-∀-)ノ゙ (なのに書く)

† 小さいけど頼もしいアリ達の物語 †

シミュレーションゲームの中でも非常にレアなジャンル、なんと「アリ」です! アリ達のありのままの生活を体験できます。巣作りをしてみたかった子供は大喜び間違いなし!

† ミニマムで激しい生存競争 †

……は言っても、アリをほのぼの育てるのではなく、黒アリと赤アリが生き残りを懸けて戦うという実に生々しいゲームだったりします。また、小さい小さいアリですので当然のように次々と命が失われていきます。赤アリ軍団だけでも驚異ですが、クモやアリジゴクなどの天敵、雨による巣の浸水、エサ不足による餓死、そして人間や動物に踏まれる! 危険だらけで生きている心地がしません。さながらサバイバルゲームのよう。

† モードは2種類+チュートリアル †

モードは「入門」「シナリオ」「オリジナル」の3つで、「入門」はその名の通りチュートリアル。かなり丁寧に教えてくれるので有難いです。(ただ変な操作をすると進行不能になったりも……)

† ステージクリア型のシナリオモード †

「シナリオゲーム」は8つのステージを順番にクリアしていくモード。ステージが進むにつれて難易度が上がり、黒アリ側に不利になっていきます。ステージによって景色も様々。また、残機数が3機に固定されているため、どんなに優勢でも自分が3回死ぬとゲームオーバーです。この条件がシナリオモードのクリアをかなり難しくしています。

† アリが生き残るためには運が必須というのを実感 †

プレイヤーの操作する黄アリは、赤アリと戦うとかなりの確率で負けます。それだけなら、とにかく慎重に進んで戦闘の回避に専念すればいいのですが、ひどいのは事故死! 突然かつ頻繁にやってくる人間や動物はほぼ回避不可能! 運を天に任せる状態です。これで残機3というのはホント厳しい……! 結局、自分はステージ5まででギブアップ。嗚呼……無念。

† 一方的になりがちな縄張り争い †

「オリジナルゲーム」は全てマップを制覇して、家から人間を追い出すのが目的のモード。家中アリだらけとか想像すると鳥肌が……ブルルッ! このモードは最初のマップが全て。いかに早く羽アリを隣のステージへ飛ばせるかで決まります。赤アリに先に飛ばれたら詰み! せっかくの陣取り合戦風なのに、あまり活かされてシステムが至極残念。

† オリジナルの良いところは残機無限! †

「オリジナルゲーム」の最大の利点は残機が無限なところ。多少無理して死んでも何度でも生き返れるので、とにかく気持ちが楽! さりとて簡単というわけではないんですけどね……。「オリジナル」で一番楽しいのは力の拮抗した最初のマップかもしれません。

† スリリングなリアルタイムストラテジー †

巣づくりして、エサを集めて……やってることはほのぼのなんですけど、ゲーム中の緊張感は本当にスゴい! いつ踏まれるかわからないわ、たまたまいた赤アリにぶつかって死ぬわ……巣から出ていきなり真上にクモがいた日には心臓飛び出そうになります! また効果音が全体的に嫌な感じのゾクッとくる音なので、虫が嫌いな人にはオススメしにくいゲームです。ただ、戦略ゲームとしては非常に面白く、赤アリの大群との戦いはスリル満点でかなり熱いので、好きな人はハマる魅力あり!

『シムアント』のゲーム画面
▲ 赤アリの縄張りに突っ込み過ぎてヤバい状況! しかもクモまで登場! 果たして生還できるか?!
『シムアント』のゲーム画面
▲ 全体マップでエサの位置や敵の状況を確認できる。これは完全にリアルタイムストラテジー!!
『シムアント』のゲーム画面
▲ 赤アリの女王を倒せば勝ちだが、自分で挑むと負けるリスクがある。ここは仲間に任せよう…。

独自採点

操作性 (説明の丁寧さ)
8点
グラフィック (絵・映像全般)
8点
サウンド (音楽・SE全般)
6点
ストーリー (設定・方向性)
9点
ゲームバランス (難易度調整)
6点
ゲームボリューム (データ量)
8点
ハマり度 (熱中度)
9点
わかりやすさ (手軽さ)
7点
テンポの良さ (快適さ)
8点
作業感の少なさ (単調感)
6点
得点補正
(残機と家)
-3点
合計得点
72点

印象ポイント

4段階に良い点と気になる点をわけた○×レビュー! かなり率直に思ったことを書いてます。
良い点はそのまま褒めたいところを、悪い点は自分だったらこうする、こうだったらいいな的な要望です。…ちょっと愚痴っぽいかも?
カッコ内は理由や詳細ですが、かなり適当なので単なるオマケ。もちろん全て管理人の主観であり、万人の意見じゃないですので、あしからず~。

◆ 感動した点 ◆

  • 巣作りができる 子供の頃はこれがメチャクチャ楽しかった!
  • 戦略ゲームとして面白い 敵も黄アリのように指揮官がいるようで、行動が的確。総力戦も熱い!!
  • 常に緊張感がある 外を移動するだけでも一瞬の油断が命取りというドキドキ感が良い

◆ 良かった点 ◆

  • クモの存在が絶妙 驚異にもなるけど、非常食にもなるという戦略的に面白い存在でした
  • 小石がいろいろ便利 壁にしたり、塞いだり、乗ったり、地味に役立つアイテム。室内にはないのが惜しい
  • アリ百科事典がついている 普段考えることのないアリについて知ることができて良いオマケ

◆ 気になった点 ◆

  • クモが巣の出口の上にいてもわからない 巣を出てすぐに真上にクモは心臓に悪過ぎる…! 「ビクッ!うわわわわっ!」ってなる
  • 効果音が全体的に怖い ゲームには合ってるんだけど、特に戦闘時や死んだ時の効果音が生理的に苦手…
  • 赤アリに埋めつくされるGAMEOVER画面が虫嫌いにはトラウマレベル 見る度にゾゾッと来ます。あんなん子供泣くわ

◆ 残念だった点 ◆

  • 「シナリオゲーム」の残機3が厳しい 残機数を1~10くらいまで実力に合わせて自分で設定できたら、間口が広くなったかも
  • 「オリジナルゲーム」のシステムに難あり マップが7×7は無駄に多過ぎ。攻め込んだ時の3対300も鬼畜過ぎて絶望しかない
  • 移動中に左上のメニューが邪魔になる 特に追われて焦ってる時なんかよく押してしまいイライラ。非表示にできたらいいのに

雑記帳

記録や攻略メモや小ネタやどうでもいいことを綴っていく雑記帳です。読んだところでさほど有益な情報はないでしょう。完全に自分用メモ。
総じてネタバレなので、プレイしてから読むのが吉。ネタバレ構わないよって方はドンドン読んじゃってどうぞ。稀に良い情報もあるかも?
裏技はこれだけは知っておいた方が良いかも的なものだけ抜粋。おまけに手順説明もかなり端折ってます。なんて中途半端なっ…!

● プレイ状況

【シナリオゲーム】

最終進行状況:ステージ4 部屋の中 までクリア ステージ5がクリアできず

【オリジナルゲーム】

最終進行状況:最初のマップで勝利するも他のマップを全て占拠されて失敗

● 雑記

【ゲームシステムについて】

戦略シミュレーションとしては非常に面白いと評価したいゲーム。リアルタイムストラテジーのような忙しさと緊迫感があり、エサを巡る攻防が楽しい。赤アリの縄張り圏内に入ると、一斉に敵が突撃してくるところなども入り乱れた乱戦となり白熱する。

【難易度について】

攻略本や攻略サイトを見ればコツがわかり、だいぶ難易度は下がるものの、情報なしの初見プレイでは結構難しい。普通にプレイしていると赤アリの増殖が思いのほか速く、いつの間にか劣勢に陥っていることも多々。エサを赤アリに取らせなければ相手は徐々に弱っていくんだけど、敵もなかなかうまく行動するものでそう易々とはエサの独占はできず……。

「シナリオゲーム」は途中セーブもできず、なにかと事故死も多いため、想像以上に厳しい。おそらくは速攻が鍵。ただ、無謀な突撃は返り討ちに遭うリスクも高く、判断が難しいところ。「オリジナルゲーム」はとにかく初戦で赤アリより早く羽アリを飛ばすこと、なおかつ赤アリの羽アリを飛ばさせないこと、これに尽きる。これさえ成功すればクリアしたも同然。逆に赤アリの羽アリを飛ばさせてしまったら、もうその時点で赤アリに勝ってもクリア失敗決定。

【巣作りについて】

巣作り楽しい。自由に掘れるのでこだわりの巣が作れるところもナイス。ただ、繰り返してるとだんだん適当になってくるけど。ちゃんと仲間がくぼみや小部屋などにエサや卵を置いていくところが見てて嬉しい。結構現実に近いそれっぽい巣にしてくれる。仲間に巣作りさせてもいいんだけど、入口を大量に開けてしまうのが嫌で大抵巣作り0%。

【黄アリについて】

プレイヤーが操作するアリ。やたらか弱い。体感だとハタラキアリで5回戦って1回勝てるかどうか、ヘイタイアリでやっと5分5分くらい。赤アリの方はほとんどがヘイタイアリなんだろうか…? それとも黄アリ補正で弱いの?? はたまた弱いのは気のせい??

【クモについて】

見た目も妙にリアルでおぞましいし、捕まってムシャムシャ喰われたりすると、ゲームながら背筋がゾクッとします。目をつけられて追いかけられた時なんかは、もう逃げるのにメチャメチャ必死! ホラーゲームに引けを取らないスリルが味わえます。一方で黒アリが40匹を超えたあたりからは、一転してクモ狩りが始まるけれども。

【BGMについて】

効果音が虫っぽさ全開な分、BGMは明るくて良かった~。これでBGMまで暗かったら精神的に持たない……。

【グラフィックについて】

かなりリアルなグラフィックなので虫が苦手な人には少々きつい。赤アリも赤いだけなのに妙に不気味に見える……。また、モンスターのごとく、やたらリアルなクモもさることながら、ほぼ背景であるハエやらテントウムシやらカタツムリなどもこれまた生々しくて……。でも本来一番嫌なはずのゴキブリだけは、なぜかさほど嫌悪感を感じず、クリックするとくるくる回ってちょっと可愛いくらい。……な、なぜだ?!

【コンパネについて】

ついつい「行動コンパネ」では、エサの調達76%(68%)、卵の世話24%(32%)、巣作り0%にしてしまう自分。どうしても勝手に穴を掘られたくない。正確には出入り口を増やされたくないのです。……もしかして、頑なにこの比率で固定しているのが敗因?

【「オリジナルゲーム」モードについて】

家の住民がいられないくらいアリを増やして住民を追い出すという発想はとても面白い。ただ、肝心のゲーム性がちょっと……。最初のマップで赤アリの羽アリの飛行を許してしまったら、他のマップを全部占領されて即アウト。また、赤アリを壊滅させても、対角線上端のマップに赤アリが再出現し、羽アリの飛ばし合いに突入。だいたいこの羽アリ合戦で6割以上取った側が自動的に優勢になり、放っておいてもどちらかが次々勝っていくというアバウトな展開に。これならマップの数は4×4くらいでもいいんじゃないかと……。

さらに追い打ちをかけるのは、敵が占拠しているマップにこちらが攻め込んだ時の絶望的状況。3対300のまさに地獄絵図。味方の巣の周りは最初っから赤アリに包囲されており、何もできず終わることがほとんど。かつて一度だけこの状況から勝利したことがあり、その時は芝刈り機が大活躍で、最初に300匹の赤アリを半分くらいまで減らしてくれました。その後、巣の入り口を徹底的に小石で塞ぎ続けて、30匹くらいまで黒アリを巣の中に溜め込み、それでクモなどを狩って、細々と食料を確保しながら耐えに耐えてなんとか勝ち得た勝利でした。ひたすら籠城を決め込んで、芝刈り機で敵が削られていくのを待つ作戦。全ては芝刈り機様のおかげだったなぁ。

……これ、芝刈り機も小石もない室内の場合はどうやって勝つのだろう? 自分の巣を下の方まで掘って赤アリの巣へ繋ぎ、こっそり侵入して荒らすくらいしか思いつかないけど、そんなことしてる間にも潰されそうだしなぁ……。3対300の室内戦で勝ったら、それはもうスーパー神プレイと言っていいと思う。

【ゲーム実況について】

何気にこのゲーム、ゲーム実況向きなのではないだろうか? ツッコミどころも多いし、絶叫できそう。もちろん既に複数上がってるけど、レトロゲームの実況をしてる人はぜひチョイスしてみて欲しいです。

● 攻略メモ

  • 「オリジナルゲーム」モードでは初戦が全て。赤アリの羽アリの飛行を許したらその時点で失敗。早く倒し過ぎると別のマップに出現した赤アリに領地を広げられて、これも失敗になる。赤アリにトドメを刺さずに羽アリを飛ばしまくるのがベストと思われる。
  • 赤アリにも黄アリのような司令塔がおり、餌場に赤アリを呼び寄せたり、プレイヤーに突撃してきたりする。普通の赤アリは小石の上に乗った黄アリを攻撃できないが、司令塔の赤アリに限っては無効となり攻撃される。
  • 「シナリオゲーム」では羽アリは不要。ずっと0%でOK。

● 豆知識

  • 「ヘイタイアリ」は卵を運べない。また腹減りが早い。
  • 「オリジナルゲーム」の「いえ、ぜんたい」画面で、柵を歩く猫をクリックすると驚いて飛び跳ねる。
  • 「オリジナルゲーム」では、黒アリの巣の下の方をたくさん掘ると、たまに赤アリの巣に繋がることがある。
  • 小石の上に黄アリを乗せていると一般の赤アリと戦闘にならない。ただし、赤アリのリーダーは小石を無視する。
  • 「アリジゴク」は大量のアリで倒せる (……のかな? なくなったことがあった。)

● 裏技

【エンディング&サウンドテスト】

1コンに通常のコントローラ、2コンにスーパーファミコンマウスを挿し、タイトル画面で、マウスの左右ボタンと、1コンのL・Rボタンを押しながらAボタンを押す。

【ステージセレクト】

1コンに通常のコントローラ、2コンにスーパーファミコンマウスを挿し、1コンで「シナリオゲーム」を選ぶ。シナリオ選択画面でマウスの左をクリックすると、1コンでシナリオが自由に選択できるようになる。

● My失敗談

【不運が最大の敵】

「シナリオゲーム」のステージ5の道路。道路ゆえに自転車が頻繁に通るものの、車輪が細い上に思いのほか当たり判定も小さく、実は大した驚異ではないかもと思っていたのだけれど……。ある時、3回連続轢かれて死亡というショッキングな出来事に遭遇! 悲惨っ!! 1度もミスってないのに不運だけでゲームオーバーはさすがに萎えました……。あの速度は避けれないよなぁ。何この運ゲー……。

● あるある(?)

  • 悲しい時ー! 悲しい時ー! ゲーム開始時に一匹だけいる仲間のアリが羽アリだった時ーー!! いらんわーーーっ!!
  • このゲームをプレイした後、しばらくは道を歩く時にアリを踏まないか心配になって足元を見てしまう。

● フリースペース

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