東方風神録 ～ Mountain of Faith

† 非常にオーソドックスな記念すべき10作目 †

Wikiいわくシリーズの原点回帰的な作品ということで、変則的なシステムもなく、とても気持ち良く遊べました。雰囲気もやや軽く明るい感じ(2面除く)で、全体的にとても爽やか。自機もお馴染みの主人公｢博麗 霊夢｣と｢霧雨 魔理沙｣のみなので、いつもの東方という感じでホッとします。1面の平和さでなんとも穏やかな気分に。

† 実質6タイプの攻撃パターンから選択 †

操作キャラクターは二人から選択ですが、弾のタイプがそれぞれ3つあり、中には癖の強いタイプも用意されています。特に｢魔理沙｣はどれも違ったプレイ感触になるので慣れも必要そう。個人的には3つ目の特定の場所にオプションを固定できるタイプが思いのほか、使い勝手がよく、道中は左にオプション、右は自分が担当みたいにしたり、とりあえずボスの目の前で固定しておけば、自分は回避に集中できるなど便利でした。

† 難易度は気持ち抑えめ †

難易度は平均的かやや易しめな印象で、ステージ5あたりは過去作より難易度が低いかなという印象を受けました。……いや、単にボム多用で切り抜けてただけ？？ むしろ4面の滝登りステージの方が、道中・ボス共に苦しんだ感じがします。ハードの4面はずっと神経集中しっぱなしで、精神が削られました。常にボム乱打でパワーダウンしまくり……。

† コンティニューはステージ最初から †

今回はコンティニューが死後その場復活ではなく、ステージの最初からだったので、コンティニューありでもなかなかクリアは厳しそう。ハードクリアは早々に諦めました。ルナティックに至っては、1面ボスの｢秋 穣子｣を倒すのも必死で……。腕前成長しないなぁ～。

† NORMALでノーコンティニュークリアが最初の目標 †

シューティングゲーム中級者くらいだとNORMALでノーコンティニュークリアが目標になると思います。自分がまさにそれ。おそらく『紅魔郷』『妖々夢』『永夜抄』のどれか1つでもノーコンクリアできるなら充分可能かと。本作のボムはパワーがある限り使い放題なため、スペルカード獲得無視なら、ひたすらボム頼りでなんとかイケる……はず。もちろん、スペルカードを狙い始めると、難易度は格段に上がりますけどね～。｢NORMALはヌル過ぎる！｣という上級者の方はどうぞ｢HARD｣｢LUNATIC｣へ……。

† これから始めたい初心者にもオススメ †

総合的に見て、東方初心者にもおススメな安定感のある作品でした！ 『東方』シリーズを順に始めるなら、『紅魔郷』か、少し省略してこの『風神録』からがいいですね。あと、BGMは東方シリーズの中でも最高クラスの名曲揃い！ 2面ボスの曲｢運命のダークサイド｣が好きすぎて困る。｢幻想郷｣｢ネイティブ｣も有名曲だけあって素晴らしい！ この辺りの東方アレンジ楽曲も大好きです♪ あとは｢稲田姫様｣かな～。