東方妖々夢 〜 Perfect Cherry Blossom.

† BGMが素晴らしい第7弾 †

同人シューティングゲーム『東方Project』シリーズの第7弾。Windows版でいうと2作目。この作品は本当に音楽が素晴らしいと思ってます。『紅魔郷』から『地霊殿』あたりの『東方』は名曲揃いなので甲乙つけがたいんですが、その中でも『東方妖々夢』は全体的にお気に入り曲が多い作品です。特に好きなのは『幽霊楽団』と『遠野幻想物語』。

† 極寒の幻想郷から桜舞い散る冥界へ †

ストーリーは幻想郷に春が訪れない原因を探しに出かけるというもの。前半の雪景色から徐々に暖かな雰囲気になっていく対比が綺麗で、テーマとしても大変好み。アイテムに今作限定の｢桜の花びら｣というものが登場し、集めるとCherry点がもらえるというシステムが特徴的。このCherry点は一定の点数を超えると一定時間ミスにならなくなる効果があるため、初心者にも易しい機能でした。

† 『紅魔郷』と比べて難易度は？ †

『紅魔郷』の時のノーマルクリアは残機2機残せたのに対し、今回はボム1つしか残せずギリギリだったこともあり、個人的な印象では、『妖々夢』の方が難しいと思ったんですが、いくつかの他の方のサイトを見た限りでは、『妖々夢』の方が簡単という評価でした。そ、そーなのかー……。

† 便利システム追加で遊びやすい †

弾幕は『紅魔郷』の方がシンプルだと思うんですけど、やはり桜システム＋自機当たり判定アイコン、ボスの位置表示、装備が優秀、残機が増えやすいなど、改良されて遊びやすくなった部分の影響もあるかもしれませんね。そういった事を考えれば確かにこちらの方が難易度が低いといっても納得かもしれません。

† 人気キャラクター続々登場！ †

この作品でも｢アリス｣｢妖夢｣｢幽々子｣｢紫｣など、後続の作品にも度々登場する人気キャラクターがたくさん初登場(※｢アリス｣は旧作にはいたけど)しており、『東方』シリーズの他作品を楽しむためにも、一度はプレイしておきたい作品になっています。｢橙｣｢プリズムリバー三姉妹｣も充分人気キャラだし、｢レティ｣は目立たないけど、個人的には結構気に入ってます。

† まだ見ぬ「八雲 紫」 †

実は今まで｢紫 (ゆかり)｣さんを見たことがありません。他の作品だったら｢Extra｣モードでボスの顔を見ることくらいはできたのですが、本作に限っては｢Extra｣の上に｢Phantasm｣なる謎のモードが存在するとのこと。なんでそんなものが……！ というか、｢Extra｣のボス｢八雲 藍｣に会うのが精一杯の実力なので、｢Phantasm｣というモードが存在すること自体、調べるまで気づきませんでした。｢紫｣さんに自力で会えるのはいつの日やら……。

† 東方を体験するのに最適 †

｢これから気合を入れて『東方』を全作プレイするぞ！｣という方の場合は、前作『東方紅魔郷』から順に進めていくのが一番良いと思うのですが、｢とりあえず『東方』を体験してみたい｣という人にはこちらがオススメ。親切設計になっており、桜システムも有り難い救済になるので、入門としては最適です。雪景色から桜へと進む展開も、風情があって心地良いです。