ぽけかの ～宝条院静香～

(※最初の一年をプレイしただけの感想です。)

† ポケットステーション専用の恋愛育成シミュレーション †

ポケステ専用の美少女育成ゲームで、3人のヒロインが別々のソフトで発売されているのが特徴です。また、リアルタイムと連動して進行しており、現実の1日がゲーム中の1年となって進行していきます。ヒロインは最初小学生から始まり、7年間成長を見守ることができます。プレゼントや選択肢などで友好度を高めれば、恋愛関係にも発展します。

† 深刻な遊びにくさが問題 †

……っとまぁ、ザクっとした説明はこんな感じです。コンセプトは悪くないと思うんですが、とにかく遊びにくいです！ とにかく毎日24時間進行しっぱなしなので、不眠不休で張り付いていないとイベントを逃さず見ることができないという、完璧主義者には大変困った仕様。自分は見逃し構わないタイプなのでいいんですけど、イベントを逃したくない人には完全に鬼畜ゲーム！

† 毎日が忙しい人に厳しいゲームシステム †

現実時間と連動とはいえ、『ラブプラス』とは違って1日は1日ではなく、1日は1年！ なので、学校や仕事がある人は朝と夜に1回ずつくらいしか起動できず、ほとんどイベントを見ることなく女の子がドンドン成長してしまうことになります。これではどう考えても面白味がない！ いかな持ち運びに便利なポケステとはいえ、ポケステでイベントが見られるわけでもないので、これなら普通の恋愛シミュレーションの方がいいやとなってしまいそうです。

† 女の子の成長を間近で見られるのは嬉しい †

小学生から始まり、中学生、高校生へと成長する姿を見ていくのは、彼氏目線というよりは親目線のよう。主人公の年齢は不明だけど、結構歳は離れている感じ。主人公は自分と思ってプレイすれば、親身になって話を聞いてあげてる自分の姿にクスっと笑いがこぼれます。ゲームシステムに致命的な問題があるものの、｢年下の女の子と仲良く会話した～い！｣という人ならば一考の余地あり。

† 生真面目な令嬢タイプ｢宝条院 静香｣ †

出会ってから中一までの印象になりますが、喋り方がとにかく丁寧。……なんですが、声優さんの特徴なのか、若干イントネーションや話しぶりに違和感が。子供だからそれっぽくしてるのかなぁ……。慣れれば気にならなくなる程度ですけど。勉強をよく頑張る真面目ないい子で、主人公を困らせるようなことは全くないですが、勉強系の質問が多いだけに選択肢はヒヤッとします。病弱なのが可哀想。

† 専用ミニゲームは｢暗算｣と｢Mr.リバー氏｣ †

｢暗算｣はそのまんま出題された計算式を答えるゲーム。最初は｢1＋5＋3｣くらいの簡単なものですが、どんどん式の数が増え、×と÷が括弧付きで出始めると、計算順序が入れ替わったりして大混乱します。自分は一応暗算初段なのですが、最高でも18問目くらいが精一杯でした。掛け割り付きで高速はムリ！！

｢Mr.リバー氏｣は4×4のリバーシ。要はオセロです。4×4マスなので2手目で角を取れる後攻がメチャクチャ有利。また敵の手は最善手ではなくランダムなので、後攻を選べば負ける方が難しいくらいです。ワンプレイが短いのでお金を稼ぐならどう考えてもこちら。どうでもいいけど暗算はそのまま｢暗算｣なのに、リバーシの方だけなぜこんなよくわからん名前に……？